
姫路市のよつば歯科・小児歯科院長の橋本です!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
「歯の型取りでオエッとなってしまった…」
「子どもが泣いて嫌がって、矯正が進まなかった…」
そんな体験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
従来の歯型採得は、柔らかい印象材を大きなトレーに盛って口の中に入れ、数分間じっと固まるのを待つ必要がありました。大人でも苦しいと感じることがある方法ですから、お子さまや嘔吐反射の強い方にとっては大きな負担でした。
しかし、今では「もうあの苦しさは不要!」と言えるほど進化しています。
それを可能にしたのが、口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」です。
iTeroとは?最新の「光で型を取る」スキャナー
iTeroは、小さなカメラで歯や歯並びをなぞるようにスキャンすることで、数分で3Dデータとして型取りが完了します。
- 印象材不要:粘土のような材料を口いっぱいに入れる必要なし
- 快適:息苦しさや嘔吐反射の心配が少ない
- スピーディー:短時間で終了するため子どもも安心
- 高精度:誤差の少ない3Dデータで、矯正治療計画がより正確に
さらにスキャン直後に「未来の歯並びシミュレーション」を画面で確認できるため、治療のゴールが視覚的にイメージでき、モチベーションの向上にもつながります。
大人も子どもも快適に始められる理由
大人のインビザラインにおすすめ
インビザラインは透明なマウスピースを使った矯正方法ですが、精密な歯型データが欠かせません。iTeroを用いることで、より正確なアライナー製作が可能になり、治療の効率や予測性も向上します。
また、将来の歯並びをシミュレーション画像で見られるため、忙しい30〜50代の女性にとっても「続けるモチベーション」が高まります。
→ 成人矯正ページはこちら
子どもの小児矯正でも安心
小児矯正を始める時に「型取りが怖くて泣いてしまった」という経験を持つお子さまも少なくありません。iTeroなら印象材を使わないため、泣かずに矯正の第一歩を踏み出せるケースが多いのです。
親御さんの声としては、
「あんなに泣いていた子が、スキャンの画面を見ながら楽しそうにしていて驚きました」
という感想をいただくこともあります。
→ 小児矯正ページはこちら
子ども専用のマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」も導入しています
当院では、小学生の時期から始められる 子ども専用のインビザライン矯正「インビザライン・ファースト」 にも対応しています。
インビザライン・ファーストは成長期のお子さま向けに開発された 透明マウスピース型矯正装置 です。従来のような金属の装置を使わず、透明で取り外し可能なため、見た目のストレスや食事・歯磨きの不自由さを大きく減らすことができます。
さらに、インビザライン・ファーストは 歯並びを整えるだけでなく、成長に合わせて顎の幅を広げる効果も期待できます。これにより、歯が並ぶスペースを確保し、将来的に抜歯を避けられる可能性が高まります。
もちろん、マウスピースを正確に作るには高精度な型取りが必須です。当院ではiTeroを活用し、快適に歯型をスキャン。その場で「未来の歯並びシミュレーション」をご覧いただけるため、お子さま自身が「歯並びが変わるんだ!」と楽しみながら矯正を続けられるのが大きな魅力です。
親御さんにとっても、
- 「透明だから学校でも目立ちにくい」
- 「食事や歯磨きの時に外せるから虫歯リスクが減らせる」
- 「ワイヤーが刺さって痛い、といったトラブルが少ない」
といった安心材料があります。
実際に当院でも、これまで「型取りが怖くて矯正を嫌がっていた子」が、iTeroでのスキャンとインビザライン・ファーストの導入によって 笑顔で矯正を始められたケースが増えています。
「子どものうちに矯正を始めたほうがいいの?」とお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
→ 矯正相談のWeb予約はこちら
科学的根拠からも証明される快適さ
研究によれば、デジタルスキャナーによる型取りは従来法に比べて、
- 患者の不快感が有意に少ない
- 嘔吐反射の発生率が低い
- 処置時間の短縮につながる
ことが報告されています【1】【2】。
つまり、体感的な快適さだけでなく、エビデンスとしても「患者さんに優しい」技術であることが証明されているのです。
院長の専門性と安心の診療体制
当院【よつば歯科・小児歯科】の院長は、歯科矯正学で博士号を取得しており、科学的根拠に基づいた診療を重視しています。
→ 院長紹介ページはこちら
また、小児歯科の経験も豊富で「子どもが泣かない・親御さんも安心できる診療」を大切にしています。
まとめ:矯正の第一歩は「快適な型取り」から
矯正治療は長期間にわたるからこそ、最初の体験が大切です。
「型取りが怖い・苦しい」という記憶がなく、
「未来の歯並びをワクワクしながら見られる」
そんなスタートを切れることが、矯正を成功させる大きなポイントになります。
もう「苦しい型取り」に我慢する必要はありません。
ぜひ快適な一歩を、当院と一緒に踏み出してみませんか?
Reference
- Burhardt L, Livas C, Kerdijk W, van der Meer WJ, Ren Y. Treatment comfort, time perception, and preference for conventional and digital impression techniques: A comparative study in young patients. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2016;150(2):261-267.
- Wismeijer D, Mans R, van Genuchten M, Reijers HA. Patients’ preferences when comparing analogue implant impressions using a polyether impression material versus digital impressions (Intraoral Scan) of dental implants. Clin Oral Implants Res. 2014;25(10):1113-1118.