
姫路市のよつば歯科・小児歯科院長の橋本です!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
矯正治療を考えるとき、多くの方が最初に迷うのが「どの歯科医院で始めるか」です。特にインビザラインのようなマウスピース矯正は、多くの医院で導入されているため、選択肢が多すぎて悩んでしまいますよね。
そんなときに注目すべきポイントが 「精密診断の設備が整っているか」 です。具体的には、CT(歯科用3D X線撮影装置)や口腔内スキャナー を備えている医院こそ、安心して任せられる「ちゃんと診てくれる歯医者」と言えるでしょう。
本記事では、20〜40代の女性が医院選びで重視すべき「CT完備」という視点から、インビザライン医院の見極め方を徹底解説します。
- CTがある医院とない医院で何が違うの?
平面レントゲンの限界
従来の歯科治療でよく使われる「パノラマレントゲン」は、歯全体を一枚の平面画像として確認できます。しかし骨の厚みや神経の位置、歯根の状態までは正確に把握できません。そのため矯正計画においては「見えない部分」を推測で補わざるを得ないケースもあります。
CTで見える“隠れたリスク”
一方、CTは三次元で骨・歯根・神経を立体的に確認できるのが最大のメリットです。インビザライン矯正では歯を動かす方向や角度を細かく設定しますが、骨の厚みや歯根の形を正確に把握できなければ、安全性に不安が残ります。CTがあることで、歯を動かしすぎて骨から飛び出してしまうリスクや、神経に近づきすぎる危険を事前に避けることが可能になります。
- インビザライン成功のカギは「精密診断」
診断の質=治療の結果
インビザラインは「マウスピースを渡されたら終わり」の治療ではありません。実はスタート前の 診断と治療計画の質 が、仕上がりに直結します。
CT・口腔内スキャナーが揃っている医院では、歯並びや骨格を多角的に解析できるため、ズレの少ない治療計画を立てられます。
シミュレーションで未来を可視化
最新の口腔内スキャナー「iTero」を併用すると、治療後の歯並びをその場で3Dシミュレーションできます。「本当にきれいになるの?」「何年くらいかかるの?」といった不安も、未来の姿を見て納得した上で治療を始められるのです。
(→当院の設備紹介はこちら:医院紹介ページ)
- 「ちゃんと診てくれる医院」を見極める3つのチェックポイント
① CTやスキャナーが導入されているか
矯正の成功には「見える化」が不可欠。CTやiTeroなどの最新設備を活用している医院は、それだけ診断精度を重視している証拠です。
② 専門知識を持ったドクターがいるか
機械があっても、正しく使いこなすには専門性が必要です。院長が矯正学の博士号を取得している医院は、学術的根拠に基づいた安全で質の高い治療を提供できます。
(→院長紹介はこちら:院長紹介ページ)
③ 症例や治療方針が明確に提示されているか
「実際の症例が見られるか」「リスクや注意点を丁寧に説明してくれるか」も大切なポイントです。情報を開示する医院ほど、信頼性は高いといえます。
(→症例が気になる方は:成人矯正ページ)
- 小児矯正にもCTは必要?
「子どもの矯正にCTは必要?」と思う方も多いですが、実は成長期こそ骨格の診断が重要です。顎の大きさや歯の萌出スペースを正しく評価することで、将来的に抜歯を避けられるケースもあります。
(→詳しくはこちら:小児矯正ページ)
- 設備と専門性で選ぶ=後悔しない矯正への近道
矯正は高額で長期間にわたる治療です。だからこそ「安いから」「家から近いから」といった理由だけで決めるのは危険です。CT・スキャナー完備の医院=診断を大事にする医院。この視点を持つことで、後悔しない医院選びができるはずです。
当院「よつば歯科・小児歯科」では、CT・iTeroを完備し、院長が矯正学博士として一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。
初めての方でも安心してご相談いただけるよう、矯正相談を実施中です。
(→詳細はこちら:矯正相談のご案内)
まとめ
- インビザライン医院選びは 「設備の有無」 が大きなポイント
- CTやスキャナーがある医院=精密診断が可能で安心
- 専門性と実績を持つ医院を選べば、後悔しない矯正治療につながる
さらに、医院選びではカウンセリングの丁寧さも重要です。設備が揃っていても、患者さん一人ひとりの悩みや希望をきちんと聞いてくれる姿勢がなければ、本当に安心して治療を任せることはできません。治療前から治療後のケアまで「ずっと寄り添ってくれる医院」であるかどうかも、ぜひ確認してください。
「ちゃんと診てくれる歯医者」は、しっかりと設備投資をして、あなたの歯と真剣に向き合っています。医院選びに迷ったら、ぜひCT完備かどうかを一つの基準にしてみてください。
Reference
- Kapila, S., et al. (2011). “Current status of cone beam computed tomography imaging in orthodontics.” Dentomaxillofacial Radiology, 40(1), 24–34.
- Ludlow, J. B., & Ivanovic, M. (2008). “Comparative dosimetry of dental CBCT devices and 64-slice CT for oral and maxillofacial radiology.” Oral Surgery, Oral Medicine, Oral Pathology, Oral Radiology, and Endodontology, 106(1), 106–114.
- Aboudara, C. A., et al. (2009). “Three-dimensional airway analysis of subjects with obstructive sleep apnea syndrome using cone-beam computed tomography.” American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics, 135(4), 468–479.