姫路で人気の矯正方法を徹底比較【ワイヤー・マウスピース】

姫路市の『よつば歯科・小児歯科』 院長の橋本です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
姫路で「矯正歯科」を検討されている方の多くが、ワイヤー矯正とマウスピース矯正（インビザライン）のどちらが自分に合っているのか、という点で悩まれています。
当院では、院長である私が歯科矯正学の博士号を取得し、日本矯正歯科学会、日本小児矯正研究会に所属しながら、エビデンスに基づいた矯正治療を行っています。
このブログでは、矯正方法の違いをわかりやすく整理しつつ、当院で人気のインビザライン矯正や小児矯正についてもご紹介します。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正（インビザライン）の違い

矯正治療にはさまざまな方法がありますが、大きく分けると「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正（インビザライン）」の2つです。
それぞれの特徴を理解しておくことで、ご自身に合った矯正方法を選びやすくなります。

ワイヤー矯正の特徴

• 適応範囲が広く、難しい症例にも対応しやすい
• 歯の表面にブラケットとワイヤーを装着するため、装置が目立ちやすい
• 装置の凹凸により、口唇や頬の内側に違和感や痛みが出やすい場合がある
• 装置の周りに汚れがたまりやすく、歯磨きに工夫が必要

インビザライン（マウスピース）矯正の特徴

• 透明なマウスピースを使用するため、矯正していることに気づかれにくい
• ご自身で取り外しができるので、食事や歯磨きがしやすい
• ワイヤー矯正と比べて、痛みが少ないと感じる方が多い
• 1〜2か月に一度の通院で済むことが多く、忙しい方にも続けやすい
• 3Dシミュレーションで事前に治療ゴールのイメージを確認できる

当院では成人矯正ではインビザラインを中心に、小児矯正ではマイオブレースやインビザラインファーストを選択することが多く、患者様のライフスタイルや年齢に合わせた治療をご提案しています。

インビザラインが姫路で選ばれる理由

①生活への負担が少ない

インビザラインは取り外し可能なマウスピースを使用します。
食事のときは外して普段通りに食べることができるため、「食べにくい」「物が詰まりやすい」といったストレスが少ないのが特徴です。
歯磨きも装置を外して行えるので、お口の中を清潔に保ちやすくなります。

②痛みが少ないと言われている

ワイヤー矯正は、ワイヤーを調整した直後に「締め付けられるような痛み」を感じる方も少なくありません。
一方、インビザラインは歯を少しずつ動かすようにプログラムされたマウスピースを段階的に交換していくため、痛みが比較的少ないと報告した研究もあります。
当院でも「思っていたよりも楽だった」「装置の痛みが少ないので続けやすい」という声を多くいただきます。

③科学的根拠に基づいた治療計画

インビザラインでは、3Dスキャナーでお口の中をデジタルデータ化し、治療前に歯がどのように動いていくかをシミュレーションします。
私自身、矯正学の博士号を取得しており、論文やガイドラインに基づく診断と、患者様一人ひとりの骨格・噛み合わせを踏まえて治療計画を立てています。

④姫路エリアでも需要が高まっている「目立たない矯正」

「矯正したいけれど、見た目が気になって一歩踏み出せない」というご相談は少なくありません。
接客業・営業職の方、学生の方など、人前に出る機会が多い方ほど、インビザラインのような目立たない矯正を希望される傾向があります。

▶ ご予約・無料矯正相談はこちら：
よつば歯科・小児歯科 WEB予約ページ

当院の矯正メニュー（成人・小児）

成人矯正：インビザライン中心の治療

成人の方には、透明なマウスピースを用いたインビザライン矯正を中心に行っています。
「できるだけ歯を抜かない」「噛み合わせまでしっかり整える」ことを大切にしながら、見た目だけでなく機能面も重視した治療計画を立てています。

▶ 成人矯正（インビザライン）について詳しく知りたい方はこちら：

 

成人矯正ページ

小児矯正：マイオブレース・インビザラインファースト

お子さまの場合は、あごの成長を利用しながら行う矯正がとても重要です。
当院では、マイオブレースやインビザラインファーストを活用し、口呼吸や舌癖などの習慣の改善も含めてトータルにサポートします。
「将来できるだけ抜歯を避けたい」「顔立ちや発音も気になる」といった親御さんのお悩みにも対応しています。

▶ 小児矯正の詳しいご案内：
小児矯正ページ

▶ 院長の経歴や専門分野について：
院長紹介ページ

矯正治療と同時に行う虫歯予防・メンテナンス

矯正治療中は、装置の影響でどうしても歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まりやすい時期です。
当院では「歯並びを整えて終わり」ではなく、その先の健康まで見据えたメンテナンスを重視しています。

• プロのクリーニング（PMTC）：専用の器具で歯の表面や歯と歯の間の汚れを徹底的に除去します。
• フッ素塗布：虫歯になりやすい部分を中心にフッ素を塗布し、歯の強化を行います。
• ブラッシング指導：装置の種類や歯並びに合わせて、磨き残しが出やすいポイントをお伝えします。
• 口呼吸・舌癖の改善（小児）：お口の機能トレーニングを通して、歯並びが乱れにくい環境づくりを行います。

矯正治療と虫歯予防を並行して行うことで、「きれいな歯並び」と「健康な歯」を同時に守ることができると考えています。

矯正治療の基本的な流れ

①カウンセリング・相談

まずは現在のお悩み（見た目・噛み合わせ・将来の不安など）をじっくり伺います。
インビザラインが向いているか、あるいはワイヤー矯正の方が適しているかも、この段階でおおまかにお話しします。

②精密検査

レントゲン撮影・口腔内写真・3Dスキャンなどを行い、歯や骨格の状態を詳しく調べます。
この検査結果をもとに、矯正学的な診断を行います。

③治療計画の説明

インビザラインの場合、3Dシミュレーション画像を用いながら、
「どの歯がどのくらい動くのか」「治療期間の目安」「費用」などをわかりやすく説明します。
疑問点や不安は、この段階で遠慮なくお聞きください。

④矯正スタート

マウスピース矯正の方は、決められた期間ごとに新しいマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。
通院は1か月に1回来院していただき、経過のチェックと口腔内のメンテナンスを行います。

⑤保定（後戻り防止）

歯がきれいに並んだ後は、リテーナーと呼ばれる装置で「後戻り」を防ぐ期間が必要です。
この保定期間をしっかり行うことで、長く安定した歯並びを維持しやすくなります。

よくある質問（FAQ）

Q1. インビザラインは誰でもできますか？

多くの症例でインビザラインは適用可能ですが、骨格的なズレが大きい場合などには、ワイヤー矯正や外科的な治療が必要になるケースもあります。
まずは口腔内を拝見し、最適な方法をご提案いたします。

Q2. 通院頻度はどれくらいですか？

ワイヤー矯正は月1回程度の通院が多いのに対し、インビザラインは1か月に1回の通院で済むケースが多く、
お仕事や学校で忙しい方にも続けやすい治療スタイルです。

Q3. 小児矯正は何歳から始めるのが良いですか？

お子さまの状態にもよりますが、一般的には5〜6歳頃からご相談いただくと、顎の成長を生かした治療計画が立てやすくなります。
「指しゃぶり」「お口ポカン」「いびき」など、気になる習慣がある場合は、早めのご相談をおすすめします。

Reference

※記事内の科学的根拠の一部参考文献

• Ke Y, Zhu Y, Zhu M. “A comparison of treatment effectiveness between clear aligner and fixed appliance therapies.” J Dent. 2019.
• Rossini G, Parrini S, Castroflorio T, et al. “Efficacy of clear aligners in controlling orthodontic tooth movement: a systematic review.” Angle Orthod. 2015.