子どもが嫌がらない!小児矯正を“楽しく続ける”コツとは?|兵庫県姫路市豊富町の歯医者「よつば歯科・小児歯科」

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医療コラム

子どもが嫌がらない!小児矯正を“楽しく続ける”コツとは?|兵庫県姫路市豊富町の歯医者「よつば歯科・小児歯科」

姫路市の『よつば歯科・小児歯科』 院長の橋本です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

「うちの子、矯正治療を始めたら途中で嫌がるんじゃないかしら
「ちゃんと最後まで続けられるのか心配

そんな不安をお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。
当院でもそのようなことをよく言われます。

小児矯正はお子さんの将来の歯並びやかみ合わせ、さらには顔立ちや呼吸機能にも大きな影響を与える大切な治療です。しかし、治療を始める際に最も大きな壁になるのが「子ども自身のモチベーション」。嫌がってしまうと毎日の装置の使用やトレーニングがうまくいかず、結果として治療効果が十分に得られないこともあります。

そこで、今回は、小児矯正を「嫌なもの」ではなく「楽しいもの」と感じてもらい、親子で一緒に前向きに取り組むためのコツを、歯科矯正学博士の視点からお伝えします。

小児矯正が「続かない」主な理由とは?

まずは、子どもが矯正治療を嫌がる理由を整理しましょう。

  • 装置が違和感を伴う
    最初はお口の中に異物が入ることで違和感を覚えるのが当然です。これが「嫌だ」という気持ちにつながりやすいです。
  • 変化が見えづらい
    歯並びの変化はすぐに目に見えるものではなく、モチベーションが続かない原因になります。
  • 家族の協力不足
    忙しい日常の中で、装置の管理やトレーニングのサポートを後回しにしてしまうことも。

親子で「一緒に取り組む」ことが最大のポイント

子どもが矯正治療を「自分ごと」として前向きに捉えるには、親御さんの協力と励ましが欠かせません。

  1. 「できたね!」をたくさん伝える

装置をしっかり使えた日、トレーニングを忘れずにできた日には、とにかく褒めることが大切です。「よく頑張ったね」「えらいね」といった声かけは、お子さんの達成感や自己肯定感を育てます。

  1. 見える化して達成感を演出

例えばカレンダーやシールを使って「今日は何分装置をつけたか」「トレーニングを何回できたか」を記録していくのも効果的です。視覚的に成果がわかると、子どもは「もっと頑張ろう」という気持ちになります。

  1. 小さな「目標設定」をする

「今週は5日間続けようね」など、短期的で達成しやすい目標を設定すると、子どもが途中で挫折しにくくなります。達成できたら、小さなご褒美を用意するのも一つの方法です。

  1. 親子で「一緒に」トレーニング

もし呼吸や舌のトレーニングを含む場合は、親御さんも一緒に参加してみましょう。「お母さんも一緒にやるよ」と言うと、子どもは自然と楽しく取り組めます。

当院が大切にしている「モチベーションアップ」の工夫

よつば歯科・小児歯科では、ただ治療を進めるだけではなく、お子さんとご家族が「楽しく続けられる」ことを最も大切にしています。

  • わかりやすい説明とシミュレーション
    治療前に「どんなふうに変わるか」を画像や模型を使って説明します。未来のきれいな歯並びを具体的にイメージできると、子どものモチベーションは大きく上がります。
  • 成長に合わせたオーダーメイド治療
    歯科矯正学博士である院長が、お子さんの成長や個性に合わせて、最適な治療計画を立てます。詳しくは院長紹介ページをご覧ください。
  • 楽しく学べるトレーニング方法
    口周りの筋トレや呼吸トレーニングも、遊び感覚でできるメニューを提案しています。

途中で嫌がったとき、どうすれば?

どんなに準備をしても、時には「もうやりたくない」と言う日が出てきます。そんなときは無理に続けさせず、一度気持ちを受け止めることが大切です。「今日は休んでもいいよ」「明日また一緒に頑張ろう」と柔軟に対応することで、子どもは「わかってくれるんだ」と感じ、信頼関係が深まります。

矯正を通じて、親子の「成長ストーリー」を楽しもう

小児矯正は、ただ歯並びを整えるだけの治療ではありません。
目標に向かって努力すること、できたときに自信が持てること、親子で一緒に頑張れること——これらすべてが、お子さんの心と体の成長につながります。

「嫌がらずに続けられるかな?」という心配を、「一緒に楽しめるかも!」というワクワクに変えてみませんか?

もし詳しい治療内容やお子さんに合う方法を知りたい方は、小児矯正ページをご覧ください。

「気になるけど、まだ迷っている」という方は、まずは矯正相談をご利用ください。専門知識と豊富な経験を持つ院長が、親子に寄り添いながら最適なプランをご提案します。

まとめ

  • 子どもが矯正を嫌がらないためには「一緒に取り組む」ことが重要
  • 親の声かけと視覚的なモチベーション管理がカギ
  • 柔軟な対応で「楽しい体験」に変える

お子さんの未来の笑顔を守るために、今できる一歩を一緒に踏み出しましょう。

Reference

  • 山田一人ら. 「子どもの矯正治療における動機付けの重要性」. 日本矯正歯科学会雑誌, 2020.
  • Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. 6th ed. Elsevier; 2018.
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