子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)と異なる特徴があります。
01生え変わる
乳歯の下には永久歯があり、生え変わりを待っています。生え変わるからといって虫歯を放置すると、永久歯の虫歯や不正咬合を招きます。乳歯を大切にしましょう。
02虫歯になりやすい
乳歯は「歯の層であるエナメル質・象牙質が薄く柔らかい」ことがわかっています。そのため、もろく簡単に虫歯が進行してしまいます。また、永久歯に比べて歯が酸に弱く虫歯になりやすいのですが、歯の表面積も小さく隣の歯との距離が近いため、1本の歯が虫歯になるとその隣にもすぐ広がってしまいます。
03虫歯の痛みに気づきにくい
子どもは自分の歯の状態の確認を行うことはありませんし、自分の歯の変化に気がつくことはほとんどありません。また、永久歯の虫歯のようにお水を飲んだ時にしみたりすることもほぼまれです。毎日の親御さんのブラッシングで気が付かなければ、虫歯の存在に気が付かず放置してしまうことにもなります。
04歯が小さい
乳歯は外側の硬いエナメル質やその次の象牙質の厚さが永久歯の半分しかありません。歯の大きさが小さいということは、それを構成する歯の層の厚みも薄いということです。そのため、硬度も弱くもろくなっています。
ご存知ですか?
多くの方が歯医者ならどこでもいっしょでしょ?子ども専門の歯医者じゃなくても大丈夫でしょ?と思っています。
しかし、実際は普通の歯医者さんと子ども専門の歯医者では大きな違いがあります。
大人の歯と子どもの歯は全く別物なので、子どもの歯はそれ専門のやり方でやらないと上手くいきません。
子どもの歯を上手く診察するためには守らなければいけないルールがいくつかあるのですが、普通の歯医者さんではそのルールが守られていないことが多いのです。
その結果、普通の歯医者さんでは、子どもが泣いて何もできなかったり、虫歯を詰め物で治療してもすぐに取れてしまったり、真面目に通っていても虫歯ができてしまうなどの色々なトラブルが起きやすくなります。